過去ログ - 勇者「もうモンスター倒したくない」
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1:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2015/07/17(金) 15:51:10.06 ID:IvfCb3Y0O
戦士「なに言ってんだ。レベルもあげなきゃ旅続けらんねーし、金だって必要だろ」

勇者「それだよ、そのお金。もう君たち疑問も抱かなくなったよね?」

僧侶「ああ、例のアレですか?なんでお金が手にはいるんだーとか。
レベルってそもそもなんだよ、とか。勇者たちが1度は悩むって言う」

勇者「いや、それはそれで大きな疑問だけどね。
そうじゃなくてさ、魔物倒すだろ?
お金が手に入るだろ?空からコインが降ってくるだろ?」

魔法使い「あ、うん」

勇者「全部さ、俺の頭の上に落ちてくんじゃん。当たり前のように。
最初は俺のこと心配してくれたじゃない、君たち」

僧侶「それは、その……」

勇者「それにさ、眠りの魔法?あれ必ず俺だけかかるじゃない。
マヒの吐息?必ず俺は動けなくなるじゃない」

戦士「突然お前だけ落とし穴に落ちたりな」

勇者「そう!やっぱりわかってんじゃん!
絶対おかしいよね、俺勇者なのに。
移動中だって、俺だけ蚊にくわれまくったり!」

魔法使い「そんなこと気にしてもしょうがないじゃん。
命に関わるような悪いことは起きてないんだからさ」

勇者「でもさぁ、だってさぁ」

僧侶「大丈夫ですよ!怪我しても私が治しますから!」

勇者「そうは言ってもね……。あ、イテッ、イテテテ!!」

戦士「今度はなんだよ」

勇者「足つった……もうイヤ……」

魔法使い「元気出しなって。飴ちゃんあげるから」

勇者「くそー!ボンタンアメおいしい……」グスッ

戦士「それ食ったらさっさと行くぞ。お前のせいで全然進めてねぇんだから」

勇者「なんか君もどんどんドライになっていくよね。
ルティーの街あたりまではもうちょい優しくなかった?」

戦士「……お前がバカみたいに騒ぎ続けるから、俺も僧侶もウンザリしてんだよ。
付き合ってやってる魔法使いが可哀想だわ」

勇者「えっ」

僧侶「ち、違いますよ!ウンザリなんてしてません!」

魔法使い「私はウンザリしてるけどね」

僧侶「お姉ちゃん!」

勇者「……そうか、みんな僕のことをそんなふうに思ってたんですね。
いいですよ、もう騒ぎません」

魔法使い「あーあ、すねちゃった」

戦士「静かになっていいだろ。行くぞ」

僧侶「げ、元気出してください!納豆あげますから」

勇者「気持ちは嬉しいんだけどね、だけどもなんで君はいつも納豆なの……」

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