過去ログ - 秋山篤蔵「奉仕部?なんやそれ」平塚「良いから来たまえ」
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5: ◆ExcbJR30iQ[saga]
2015/07/18(土) 03:42:56.36 ID:q+BiWuPw0
篤蔵「ほんで、なんでわしが更正されなきゃあかんのですかい」

雪乃「さっき言ったじゃない、校内一の変人さん。それにここに来る前も先生から指摘を受けたのでは?」

篤蔵「つまらんものはつまらんと、先生に論破した所や」

雪乃「……アナタ、なんでこの学校に来たの?」

篤蔵「兄やんに追いつきたいかったからや」

雪乃「あら、兄弟がいたのね」

篤蔵「兄やんは立派な人や。わしもああなりたいわ」

雪乃「……あなたと気持ちを共有するのは不快だけれど。わかるわ、その気持ち」

篤蔵「雪ノ下さんも兄弟おるんか。さぞ立派なお方なんやろな」

雪乃「……正直、立派とは言い切れないわね。ただ凄い人だわ。尊敬もしてる」

篤蔵「ほうでっか」

雪乃「……で、お兄さんは立派なのにアナタはなぜキチガイなのかしら」

篤蔵「き…キチガイちゃうわ!ただ…学校がつまらんのや」

雪乃「それはアナタの努力が足りないからでなくて?」

篤蔵「努力ならしたわ、学校の勉強とちゃいますけど」

雪乃「へぇ?過去に入部した部で散々問題を起こしてきたと評判のあなたが?」

篤蔵「わしは高校1年の時、あるレストランでバイトしとったんや」

篤蔵「色々あって、数ヶ月で辞めさせられてもうたが」

雪乃「そこでも問題をおこしたのね」

雪乃「なるほど、つまりアナタは何事も持続できない性格なのね。アナタの更正すべき点はまずそこね」

篤蔵「そう思っとるんなら、わしの更正など必要ないわ」

雪乃「なんですって?」

篤蔵「たしかにわしは飽きっぽい性や」

篤蔵「じゃがバイトを辞めたのは本意やない。わしはもう一度」

雪乃「もう一度?」

篤蔵「……」

――――

せまい世界ですから、仁義を破ったあなたを今すぐ迎え入れてくれる所はありません

わかりました。でも何か良い働き口があったらお願いします

(しばらくは仕送りのみの生活や。小町にも怒られるでこりゃ)

(学校なんてやめてしもうたろうか。あんなくだらん所を通ってもしょうもないわ)

(地元の福井か…いや、せめて東京か横浜でも行こうか…)

(兄やんには時間ない…早くわしが立派になった姿を見せへんと)

――――

篤蔵「もう一度……」


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