11:名無しNIPPER[saga]
2015/07/18(土) 20:54:47.31 ID:o3PBwpJe0
私にとっても初めてのキス...
最初は触れ合うだけのはずだったのに...いつしかPさんの唇を愛撫するような動きに変わっていきました
Pさんの上唇を私の唇で包み込む それが終わると今度は下唇...
いったいどれほどの時間そうしていたのでしょう
すごく長い時間だったかもしれませんし、短い時間だったかもしれません
とにかく夢中になって唇での愛撫を繰り返していたので、私は気が付いていませんでした
今まで聞こえていたはずのPさんの寝息が聞こえなくなっている事に
そして、今まで閉じられていたはずのPさんの目が開いている事に
「雪乃...?」
その声を聞いて、私は我に返りました
Pさんはまだ眠りから覚めきってはいないようでしたが、それでも驚いたような表情をしていました
それも当然ですわね、事務所のソファーで眠っていたらいつのまにかキスをされていたのですから
「えっ...えっ?なんでお前が...ここに...」
私はとっさに言い訳をしようとしました
「台本を忘れてしまって、取りに来たのです」
しかし、私の口から出てきたのは声にならない半端な音だけ
何か言わなくてはならないと思っていてもどうしても言葉が出てくれないのです
そして、私は逃げ出しました
53Res/39.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。