過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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213: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/09/11(金) 01:14:00.18 ID:PNQw5tuQ0
砲雷長「長十センチ砲三門、発射準備完了」

船務長「対空、対水上電探稼動問題なし」

航海長「機関に異常見られず」

舞鶴の登場と同時に、艦隊から近い海岸に高射特科兵団が準備を整え終えた。

五月雨「第一連合艦隊の皆さんは対水上艦射撃の用意をしてください。空は私達の仕事ではありません」

扶桑「了解です」

連合艦隊も、空母群の前へ到着した。

秋月「敵戦闘機群反応、引き返してきています」

緊張に震える声で、秋月が報告する。

秋月「編隊大、感二、距離144km、方位0-0-0、○六一○」

加賀「このあたりはまだ雨はそれほど強くない。風も向かい風になってきている」

五月雨「では、迎撃機、全機発艦用意」

赤城「了解」

弓を限界まで引き絞り、一点を見据え止まった。

五月雨「全機、直ちに発艦!」

赤城「了解、全機、発艦してください!」

夏の本土侵略を繰り返すわけには行かない。舞鶴鎮守府には手を触れさせない。

五月雨「扶桑さん、敵艦隊の反応は!」

扶桑「今のところそれと思しき影は目視できていません」

五月雨「一体どこに・・・」

提督「豪雨が起きているのはここから20km程度先。目視確認できなくても問題ない。電探を見ていろ」

五月雨「了解」

五月雨がいつものように答え、皆もそれに違和感を覚えていなかった。

五月雨「・・・提督?」

提督「一時間もあれば血ぐらいは止まるぞ」

五月雨「ご無事なんですか!?どうして病院にいかないんですか!?馬鹿なんですか!?」

加賀「提督・・・、ご無事で何よりです」

提督「この緊急事態に病院に行っている暇なんかあるものか。今は司令室から無線を飛ばしてる。ここに座るのも随分久しぶりだ。にしても随分雑音がひどい、通信装置の点検は行っているのか?」

五月雨「問題ないは、す」

提督「・・・呉鎮守府にはもう応援部隊を要請してある。到着は八時間後だ」

五月雨「八時間・・・」

提督「八時間ぐらい、たかが迎撃程度お前らなら持ちこたえられるはずだ」

五月雨「了解です」

提督「応援が到着後、敵を撃退したとしても勝ちとはならない。敵の支部を潰して初めて勝利といえることを忘れないように」



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