過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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214: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/09/11(金) 01:14:29.32 ID:PNQw5tuQ0
五月雨「しかし、この雨の、ど、捜索す、ですか?」

提督「まさか・・・、編隊長、聞こえるか」

搭乗員B「・・・・」

提督「編隊長、応答しろ!」

提督「五月雨!」

赤城「無線、故・・・、連、が・・・、ん」

徐々に雑音がひどくなり始めていた。

五月雨「秋月さんっ!」

無線機に早々に見切りをつけ、出せる限りの大声で五月雨が連絡を取る。

秋月「もし敵機が先ほど発見したときのまま接近しているなら、迎撃機との交戦空域まで残り約25km!」

扶桑「敵水上艦の反応は未だ確認できず!引き続き索敵を続けます!」

その時、見張り員が鎮守府で光るものを肉眼で捕らえた。

見張り員「司令室よりモールス信号・・・、魚雷装填、発射準備をせよとのことです!」」

見張り員は拡声器を手にして喉を壊さんばかりに声を張り上げていた。

五月雨「了解、魚雷装填、発射準備完了!」

見張り員「深度10m、直進、最大雷速で発射せよ!」

五月雨「敵も見えていないのになぜ魚雷を発射するんですか!こちらの位置を気取られるかもしれませんよ!?」

副長「皆さん、先ほどまでは、霧がかかっているのは本艦から約21km先でした。ですが今はおそらく16km程です」

それを引き継ぐように、見張り員が叫ぶ。

見張り員「これはおそらく敵の電波欺瞞作戦であろうとのこと!目視索敵を厳とせよ!」

その報告に五月雨が息を呑む音が聞こえた。

五月雨「了解、目視で敵を確認します!」

見張り員「発射!」

五月雨「了解!魚雷全発射!」

五連装魚雷発射管、三十本の魚雷が着水した。

波が高くなりつつある海の中を、徐々に航跡を消しながら魚雷が航走しはじめた。

扶桑「・・・私たちはここから遠距離砲撃で迎え撃つしかないようですね」

ビスマルク「距離15km程度なら初発命中よ。問題ないわ」

扶桑「提督、伊達に一年も戦艦として戦っていませんからね」

ビスマルクと扶桑が目を合わせ、微笑んだ。

五月雨「全主砲、弾丸装填!」



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