過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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75: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:24:10.76 ID:TutUsSa50
移動。舞鶴鎮守府貸部屋。

提督「先生」

丁度鞄に粗方詰め込み終えたところだった。

先生「どうした?」

提督「これを」

先生「・・・」

しばらく静かに読み進めていた。

先生「どうやら彼ら自身でこの作戦の危険性を認識してくれたようだ。原人ぐらいの知能はあるんだろう」

提督「さぁ、心にもないことを言っているだけかもしれませんよ」

先生「その方が知能が高い気がするんだが・・・。とにかく、補給船も随伴可能になるのは時間の問題だ。だが、五月雨」

五月雨「はい」

先生「どうせ提督ともう話したのだろ。君はいいのか?」

五月雨「昨晩、提督とその事について話しました」

先生「それで?」

提督「俺は行きませんよ」

先生「わかった。しかし、・・・その上でだ、五月雨」

先生が声の調子を一つ落として行った。

先生「とりあえず私と、他鎮守府責任者はこいつの同行を却下する方針で意見を固める。だがな、五月雨、それでも駄目だった時は素直に諦める覚悟が必要だ」

五月雨「そんな・・・」

先生「龍花もわかっていたことだろう」

提督「・・・はい」

五月雨「でも、行ったら提督は」

先生「まだ死ぬと決まったわけじゃあるまい。それよりも、命令を無視すれば君の提督は敵前逃亡として銃殺されてしまう」

五月雨「そんな無茶な!」

五月雨の声は既に涙声だった。

提督「五月雨。俺は死にゃあせんよ。今までだってそうだったじゃないか」

五月雨「こ、今度という今度は死んでしまうかもしれませんよ!」

妹「・・・五月雨さん」

五月雨「・・・はい」

妹「どんな形でも、一応五月雨は奥さんなんです。兄さんは元々死んでもおかしくない職業についてるんですよ」

五月雨「そんなこと、百も承知です・・・」

妹「それぐらいわかってんだったら、もっと元気よく送り出すぐらいしてあげなよ」

五月雨「・・・」



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