過去ログ - 海未「海の日ですね」ことり「そうだね!」
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25:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 18:46:27.33 ID:9xQv+eWo0
ことり「海未ちゃん、海未ちゃん」

海未「なんですか」

繋がれた手を、繋ぎ直して、隣にことりが並べるように歩く速度を落とす。

ことり「海楽しかったね!」

海未「まぁ、......そうですね」

ことり「来てよかったでしょ?」

海未「夕陽はさっさと沈んでしまいましたがね」

ことり「ふふっー、素直になりたくてなりきれない海未ちゃんのそういうところもことりは好きだよ!」

海未「はっ!? な、何を言ってるんですか!?」

ことり「えー、だって本当のことだもんー! こういうのは言いたいときに言っておかないとー」

な、なるほど、言いたいときに言って欲しいのですね、ことりは。

海未「えー、えっと、その、私も、ことりのことがとてもす」

ことり「あっ!! 電車着てるよ!? あれ乗らないと次の電車1時間後でしょ確か!!」

海未「......」

ことり「わー! 走らないと!! ほら、海未ちゃん、走ろう!!」

海未「......はい、そうですね」

グイッと引っ張られて、仕方なくことりの後を走った。

海未「いや、たしかにあの電車乗らないと1時間時間を潰すことになりますけど、でも、あのタイミングで会話を遮られるとか、そんなの少女漫画でもベタベタな展開であって、ましてあのタイミングで電車とかいうのは、なんていうか、もっと空気を読んでくださいよっていう話でして」

ことり「ちょっと海未ちゃんなにブツブツ言ってるのー!? 真面目に走ってよー!?」

海未「わかってますわかってます、そういう雰囲気を望んだ私が悪いんですよね、わかりますわかります。ああいうのは私よりももっとほらそういう青春キャラの方が織りなすストーリーであって、破廉恥キャラで通っている私なんかが演じられるものではないっていうか、そりゃ夕陽もさっさと沈みますよね、わかります」

ことり「海未ちゃーん!?」


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