過去ログ - 海未「海の日ですね」ことり「そうだね!」
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26:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 18:57:54.50 ID:9xQv+eWo0
『扉が閉まります。ご注意下さい』

というアナウンスが聞こえている電車にかろうじて飛び乗った。

プシューという音とともに後ろの方ですぐさま扉が閉まり、電車ががたん、ごとん、と速度を上げ始めた。

ことり「はぁ......はぁ......ま、間に合ってよかった......」

海未「ですねぇ......げほっ......あまり褒められた間に合い方ではなかったですが」

私たち以外に乗客がおらず、行きの電車よりはクーラーの効きが弱いその車両の中で、座るところは選び放題だった。

ことりは肩で息をしながら、ガラガラなロングシートの2列を避けて、クロスシートに私を引っ張って座らせた。

わざわざ2人掛けのクロスシートを選ぶあたり、ことりだなぁ、と思う。

ことり「はぁ......もう、海未ちゃん、ちゃんと走ってよ、電車乗れないところだったよ?」

海未「す、すみません......」

ことり「たまにああいうスイッチ入るの、海未ちゃんの悪いところなんだからね、反省してください」

めっ、と言いながらことりが軽くデコピンをしてくる。

全然痛くないはずなのに、「痛っ」と声をあげてしまうのはなぜだろう。


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