過去ログ - 海未「海の日ですね」ことり「そうだね!」
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8:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 11:55:12.99 ID:xO6J73Vw0
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近場の海に行く電車の中は混んでいた。

なんとか見つけ出した1人分の空席にことりを座らせる。

ことり「えぇー、ことりだけ座るなんて悪いよぉー」

海未「そういうのはいいので、座っててください」

ことりを立たせてことりが痴漢にでも合おうものなら、私の堪忍袋の緒がズタズタに切り裂ける。

ことり「じゃあ、海未ちゃんが座って、その上にことりが座るのは?」

海未「ここ公共機関なんで」

ことり「えっ、公共機関じゃなかったらことりに座られたいの? 海未ちゃん」

慌ててことりの口をてのひらで押さえつけた。

海未「ここ公共機関なんで!!」

ことりがモガモガとして、何かと思ったら口先から舌を出して、私のてのひらをぺろっと舐めた。

そのぬめっとしたあたたかさとやわらかさに驚いて、手をバッと離す。

海未「......ここ、公共機関なんで」

ことり「もう、それしか言えないの? 海未ちゃん」

ことりがムゥと頬を膨らませて、拗ねるのを黙って見ていた。

一息ついて、問いかける。

海未「寒くないですか、ことり」

ことり「うん、......大丈夫」

身体のほてりを、やたらと効きすぎている電車の中のクーラーの風の直撃が和らげてくれた。



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