過去ログ - 志希「アイドルをオモチャにするクスリ」【R-18】
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◆Freege5emM
[saga]
2015/07/20(月) 19:53:39.31 ID:+YHYAwhlo
●40
「ああっ! んく、うぅ、ふぁ、んああぁああっ!」
やがて、ユッコのびくびくとした痙攣を全身で感じる。
こんなに密着していると、ユッコの感覚が俺を侵食してくるんじゃないかって錯覚がする。
感覚同調――まるで超能力だ。
「ユッコ、ユッコ……よく、頑張ったな」
俺がユッコを抱いたまま、ベッドに腰を下ろす。
俺が座ったのに気がついたユッコは、上半身をもぞもぞさせて、俺にキスをせがむ。
「えへへ……いまなら、ちゅー、しちゃっても、いいですよね……☆」
「……ああ、そうだな」
ユッコは、不慣れな頃のトレーニングで、
駅弁の不安定な体勢のまま強引にキスしようとして、
歯がぶつかってくちびるを切ってしまったことを気にしていたらしい。
「ぷろでゅーさー……☆」
「……どうした、ユッコ」
ユッコは、俺の背中に回した腕に、力を込めてきた。
「わたし……ぷろでゅーさーといっしょの、とれーにんぐ、だいすきですっ!」
「……それは、よかったな。今日も、よく頑張って――」
ユッコは、合図も無しにいきなり俺のくちびるへ吸い付いてきた――さいきっく口封じか。
「ちゅ、ちゅっ――えへへ、だから、わたし、もっと、したい……ですっ」
すぐ近くのユッコの笑顔は、ステージ上で見せる営業スマイルよりも、屈託なく無邪気。
……実は、駅弁を長々と続けてたせいで、もう足腰がきついとか、
そんなことが言えないぐらい、ユッコの表情が眩しい。
「ああっ! ん、んああっ、ふああぁあっ、これ、すき、これすきいっ!」
ユッコとのさいきっくトレーニングで、唯一困るのがこれだ。
一度おっぱじめたら、ユッコが満足するまで絶対に離してくれない。
ユッコはアイドルとしてのパフォーマンスのため、ハードなトレーニングを積んだ高校生。
対して俺は、不規則・不健康を絵に描いたような――俺はユッコより体力がない。
ということで、さいきっくトレーニングの翌日は、足も腰も精力も気力もガタガタになる。
まさかここで、ティーンエイジャーと張り合う早苗の苦労を実感させられるなんて。
なおユッコによると、本番の念動☆浮遊では、紐で吊られているうちに、
浮遊感で俺とのさいきっくトレーニングを思い出して、空中で恍惚として、
そのままイッてしまったらしい。いろんな意味で危うく大事故である。
そんなことがあったので、
さいきっくトレーニングにかこつけたセックスは止めてしまった。
(堀裕子編 終)
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