21: ◆xedeaV4uNo[saga]
2015/07/23(木) 10:40:52.91 ID:GZmeom5L0
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
以前より龍鳳の艤装が気になり始めるようになっていたある日、伊勢さんと二人で瑞雲の整備をすることに。
「悪いね、日向の分まで手伝わせちゃって」
「いえ、これが私のお仕事ですから」
「……本当に嫌じゃないよね?」
「え?」
「なんでもないよ。さ、始めちゃおっか」
伊勢さんに引っかかるものを感じましたが、とにかくお仕事をしてしまいましょう。
瑞雲は空母の艦載機とは違って、初めから航空機の形で運用されている。
だから装備さえあれば幅広い艦種で運用できるという長所がある。
短所は運用のためには広いスペースが必要で、伊勢さんたちの艤装でも主砲を全て下ろしても軽空母と同じぐらいの数しか扱えない。
瑞雲はフロート周りを念入りに整備しないといけないので、黙々と作業に没頭する。
「ねえ大鯨」
「はい?」
「あたしが航空戦艦やめたいって言ったらどうする?」
「えっ!? えっとぉ……本気なんですか?」
「仮定の話だけど必ずしも冗談じゃない。ってところかな」
あっけからんと言ってのける伊勢さんに私のほうが戸惑ってしまう。
46Res/52.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。