20:名無しNIPPER
2015/07/21(火) 12:10:35.77 ID:YMdcm1g70
「そうだよね…やっぱそうだよね」
「城廻先輩は、何も悪くないでしょう」
「ううん」
私も同じことをした。真相を確かめようともせず、目の前の勇敢な男を追い立ててしまった。
今でもふとした瞬間に思い出す。《君は不真面目で最低》。私は意を決して彼にそれを伝える。
「そんなことっすか」
校庭から、サッカー部の掛け声が聞こえた。
いつの間にか、差し込む陽は消えている。もうすぐ下校のベルが鳴るはずだ。
比企谷くんは、フッと息を漏らし、「あんなのいいですよ。城廻先輩、気にしないでください」
「そう」
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