6: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:18:55.64 ID:qmzFL8mx0
「ところで、それひとつくれたりは?」
「しません。楽しみにしてたんですから」
7: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:19:37.90 ID:qmzFL8mx0
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8: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:20:13.34 ID:qmzFL8mx0
時間が過ぎて、もうすぐ夕方に差しかかる頃。
あれからほとんど人が来ることもなく、たまにお互いにお茶を淹れたりお菓子を出したりしているうちに随分時間が経った。
私のいるところは仕切られているし背を向けているから見えないけれど、キーボードを叩く音が聞こえるからまだ仕事が残っているんだろう。
9: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:21:10.15 ID:qmzFL8mx0
「藍子ちゃんもでしたか。それなら話が早いですね」
「どうかしましたか? なにか用事でも?」
10: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:21:36.56 ID:qmzFL8mx0
「わかりましたよ。じゃあキリがいいところまでやったら帰りますから」
「そうですね……CGプロダクションの募集要項に勤務時間各自の裁量制ってあるの知ってますか?」
11: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:22:08.84 ID:qmzFL8mx0
「それじゃあ藍子ちゃんのこと、しっかり送ってあげてくださいね」
「と言われても、俺は今日歩きなんですけど?」
12: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:22:43.82 ID:qmzFL8mx0
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13: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:23:19.74 ID:qmzFL8mx0
あれから電車に乗って私の降りる駅まで来た。
ここまでは夕方ということもあって、満員ではないけれど座席に座ることはできなかった。
「プロデューサーさんもここで降りるんですか?」
14: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:24:28.88 ID:qmzFL8mx0
改札を抜けると、人波にさらわれてはぐれてしまった。
少し距離を離されて、小走りで追いつく。
プロデューサーさんは私が居ないことに気づいたようで、駅の外で待っていてくれた。
15: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:25:10.47 ID:qmzFL8mx0
ひとまず、駅前の大きな通りに沿って歩く。
私の家はこの通りの先の方だから、方向は間違ってないんだけど。
「ええと、どこに行きましょう……?」
16: ◆8dLnQgHb2qlg[saga]
2015/07/25(土) 01:25:44.36 ID:qmzFL8mx0
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