過去ログ - [恋姫無双]誰が為の理想[初心者注意]
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20:双子弟 ◆pXfqzUy9mCb3[sage ]
2015/07/28(火) 20:01:28.14 ID:P20hG6f70
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南皮の大通りを政庁の方から3人の美少女が気分良さげに歩いてくる。
地味な服装ではあるが、明るい髪の色と何よりも美少女ばかりということもあり周囲の人目を集めていた。
一部の視線は桃髪の少女の巨乳というべき胸に注がれているが・・・男の悲しいサガである。

「ついにこの南皮で私たち「数え役満☆姉妹」の公演が出来るのね!私たちの人気もずいぶん上がったよね〜。」

そんなことも気にせずに、水色の髪のはつらつとした少女がで後ろの桃髪の姉と紫髪の妹に声を掛ける。
丸で、自分たちが注目されるのは当然というような自然な態度だ。横の二人も、それは変わらない。

「ちー姉、むしろここが一番の難関なのよ?私たちが今までしてきた場所は、助平親父が太守の所ばかりじゃない。
 公演許可だって実質幻術でいい夢見せただけで、私たちの人気が認められてじゃないし・・・。
 そういう意味ではここの太守の袁紹様は女性だし、派手な物が好きらしいから演出はふんだんに使っていくわよ。
 今回の許可貰ったのってかなり大規模な舞台だからここで大失敗するともう再起不能だしね。」
 

紫髪の眼鏡の少女が眼鏡の位置を直しながら二人に言い聞かすように話す。

「ド派手な演出ねェ・・・煙と光はいいとして、水でも操ろうかしら?霧状にしておけばそこまで濡れないし
 後は衣装よね。派手すぎても袁紹様より派手だとあれだし・・・やっぱ露出大目かな。」

 自分たちが持ってる衣装を思い浮かべながら演出の案を練っていく。

「やっぱりまだ女性客までは気にするのは難しいわね。ファンの大多数は男性だし・・・
 お色気路線で行きましょ。男性向けに動き回っても見えそうで見えない程度の露出ね。
 特に、姉さんは胸を強調するように直した方がいいわね。それが動き回るなんてもはや凶器よ。」

「ふぇぇ!?れんちゃん、私凶器なんて持ってないよぅ!ちーちゃんも持ってないのわかるよね!? ね!?」
「いや、天姉ぇのそれは凶器だから・・・」「いい加減認めてよ。姉さん。」「うぅぅ・・・ひどいよぉ。」

桃髪の少女があわてて首をぶんぶん振って否定する。言動を聞く限り、結構な天然のようだ。
しかし、それに合わせるように巨大な質量をもった破壊兵器も上下左右に暴れまくる。
がっくりとうなだれた桃髪の少女を放っておいて、二人は話を続ける。

「あとは、次の公演どこにするか考えないとね。ここが成功すれば人気は鰻登りだろうからそれを逃したくはないわ。
 人気が出たなら早い内に固めたいし、冀州のどこかで一月以内でできればいいけど・・・」
「うーん・・・鄴はもう公演しちゃったし、二度目はあんまし受けないよね。もうちょっと不動の人気じゃないと。」
「あ〜、そういえばこの前来てたお手紙の人の所は〜?すごい歓迎するって書いてあったでしょ〜?」
「そんなのも来てたわね。波才さん・・・だっけ?場所は・・・平原よね。冀州内だし、そこまで遠くないわね。」
「そしたらそこにしようよ〜。ファンの人のお願い叶えたいし〜。」
「そうね、とりあえずはそこに決めましょうか。そしたら御返事書かないとね。」
「波才さんいい人かな〜?」「大丈夫よ。いざとなりゃ幻術あるし。」「姉さんの胸もあるしね。男ならいちころよ。」
「ふぇぇぇ!またれんちゃんがいぢめる〜!」

周囲の人目を集めながら三姉妹は姦しく話を続けていく。まだ、自分たちを待ち受ける波乱の未来など知らずに・・・


 


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