11:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 20:56:46.03 ID:sGu2ZbmQ0
T田「さて、そのロケットというのが、こちらです」
真美「えっ。なにこれ」
貴音「これがペンシルロケット。私も実物を見るのは初めてですね」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 20:58:34.27 ID:sGu2ZbmQ0
T田「小さいロケットしか作れないんじゃ、衛星を打ち上げられない!ではなくて、小さいロケットなら何本作っても安くで済むし、実験場だって狭くてもイイ。しかも横向きに飛ばせばレーダーがなくても飛ぶスピードが測れると」
真美「へー、なんか頭の柔らかい人だったんだねー」
T田「凄い人だったそうです。ところでこのペンシルロケット、たくさん作ったので、今でも本物を持っている方がいるそうです」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:00:25.72 ID:sGu2ZbmQ0
貴音「さて、ロケットはこんなところでしょう。続いては探査機や人工衛星を見てみましょうか」
真美「あー!真美これ知ってるよ、はやぶさだ!……あれ?でもちょっと違う」
14:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:01:17.92 ID:sGu2ZbmQ0
貴音「それでは、先生。何故かこのはやぶさ、見慣れぬ姿をしていますが」
K口「これはですね、今まさに宇宙を飛んでいる『はやぶさ2』の姿なんです」
真美「はやぶさ2?」
15:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:02:12.79 ID:sGu2ZbmQ0
K口「宇宙探査っていうのは、すごく気の長い話なんですね。小さな子供が、立派な研究者になるくらいの時間がかかって、ようやく結果が見えてくるんです」
貴音「何とも、壮大なことですね」
K口「だからこそ、今も私達研究者は宇宙を調べて、少しでもその謎を解き明かそうとしているんです。そうすることで、私達自身がどこから来たのかを知ることにもつながりますから」
16:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:04:44.06 ID:sGu2ZbmQ0
K口「これがイトカワの模型です」
真美「なんかピーナッツみたい」
貴音「らっこ、とも呼ばれていましたね」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:14:19.93 ID:sGu2ZbmQ0
真美「うーん」
貴音「C……」
真美「あっ、わかった!ビタミンC」
18:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:15:38.28 ID:sGu2ZbmQ0
貴音「はやぶさ2がたどり着ける範囲で、前回の……イトカワと違う性質の小惑星を探したところ、ちょうどこの1999JU3だった、ということですね」
K口「そういうことなんです。ところで、双海さんは地球の海や湖がどうやって出来たかご存じですか?」
真美「雨が降ったからじゃないの?」
19:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:19:23.25 ID:sGu2ZbmQ0
K口「でも、双海さんの言うことは意外に的を射ているんですね。私達の体を作る有機物、タンパク質などですが、これにはたくさんの炭素が含まれています。生命を形作る有機物は、どこから来たのでしょうか?」
真美「えー……?」
貴音「私達は、星から生まれたかもしれない、ということですね」
20:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:20:33.67 ID:sGu2ZbmQ0
K口「宇宙科学は、なんだか自分には関係のない話だと思われるかもしれません。小惑星に探査機が行くのも、夢物語みたいな話だと思っている方がいるかもしれません」
K口「でも、もうそういった技術はできていて、いずれ、近いうちに太陽系大航海時代がやってくる」
K口「その時、テレビの前の皆さんの誰かが、その最前線に居るかもしれませんね。楽しみにしています」
21:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:23:44.85 ID:sGu2ZbmQ0
貴音「はい、というわけで、宇宙科学研究所のお仕事が少しは分かっていただけたのではないでしょうか」
T田「まだまだ、これは宇宙科学研究所の、JAXAのやっている宇宙探査のほんの一部分です。真美ちゃん、今日はどうでしたか?」
真美「んー、宇宙って、すっごくむずかしーって感じだけど、なんかそれよりも、もっとすっごくおもしろそうだなって思った!」
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