8:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 20:50:59.83 ID:sGu2ZbmQ0
真美「へー。じゃあ、真美がここでマッチに火を付けて、ロケットにえいやっ!って投げつけても」
T田「原理上では、その程度ならびくともしませんよ」
真美「固体の方が、使いやすいってことなんだね」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 20:52:53.00 ID:sGu2ZbmQ0
真美「へー、なんか凄いねぇ。そういえば、あの、横っちょについてる細いのは何?」
貴音「あれは補助ロケットブースターですね。ところで寺田先生、あのブースターの先端部の突起は何ですか?」
真美「うんうん。真美もそれ、ちょー気になってた」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 20:55:00.01 ID:sGu2ZbmQ0
T田「実は、開発があらかた終わった頃、ロケットの性能が以外に低いことが判明しまして、あれを付けてようやく計画の性能に届いたという経緯があるんです」
貴音「もし、それが知れれば当時の状況から、次が危うい」
T田「そこで、役人にあれは何ですか?と聞かれた時に私の大先輩方は「どうですか?格好イイでしょう?」と答えたという」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 20:56:46.03 ID:sGu2ZbmQ0
T田「さて、そのロケットというのが、こちらです」
真美「えっ。なにこれ」
貴音「これがペンシルロケット。私も実物を見るのは初めてですね」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 20:58:34.27 ID:sGu2ZbmQ0
T田「小さいロケットしか作れないんじゃ、衛星を打ち上げられない!ではなくて、小さいロケットなら何本作っても安くで済むし、実験場だって狭くてもイイ。しかも横向きに飛ばせばレーダーがなくても飛ぶスピードが測れると」
真美「へー、なんか頭の柔らかい人だったんだねー」
T田「凄い人だったそうです。ところでこのペンシルロケット、たくさん作ったので、今でも本物を持っている方がいるそうです」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:00:25.72 ID:sGu2ZbmQ0
貴音「さて、ロケットはこんなところでしょう。続いては探査機や人工衛星を見てみましょうか」
真美「あー!真美これ知ってるよ、はやぶさだ!……あれ?でもちょっと違う」
14:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:01:17.92 ID:sGu2ZbmQ0
貴音「それでは、先生。何故かこのはやぶさ、見慣れぬ姿をしていますが」
K口「これはですね、今まさに宇宙を飛んでいる『はやぶさ2』の姿なんです」
真美「はやぶさ2?」
15:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:02:12.79 ID:sGu2ZbmQ0
K口「宇宙探査っていうのは、すごく気の長い話なんですね。小さな子供が、立派な研究者になるくらいの時間がかかって、ようやく結果が見えてくるんです」
貴音「何とも、壮大なことですね」
K口「だからこそ、今も私達研究者は宇宙を調べて、少しでもその謎を解き明かそうとしているんです。そうすることで、私達自身がどこから来たのかを知ることにもつながりますから」
16:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:04:44.06 ID:sGu2ZbmQ0
K口「これがイトカワの模型です」
真美「なんかピーナッツみたい」
貴音「らっこ、とも呼ばれていましたね」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:14:19.93 ID:sGu2ZbmQ0
真美「うーん」
貴音「C……」
真美「あっ、わかった!ビタミンC」
18:名無しNIPPER[saga]
2015/07/25(土) 21:15:38.28 ID:sGu2ZbmQ0
貴音「はやぶさ2がたどり着ける範囲で、前回の……イトカワと違う性質の小惑星を探したところ、ちょうどこの1999JU3だった、ということですね」
K口「そういうことなんです。ところで、双海さんは地球の海や湖がどうやって出来たかご存じですか?」
真美「雨が降ったからじゃないの?」
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