17: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/26(日) 23:48:30.63 ID:ZewN1sO2O
女性は周囲を見渡すが、周りには何もない。
だが、彼女にはあいつが見えていなかった。
なぜなら…
18: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/26(日) 23:49:33.01 ID:ZewN1sO2O
うしお「って話さ!」
麻子「………よくある話。」
真由子「うしお君が話すと逆に怖くないね。」
19: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/26(日) 23:50:47.06 ID:ZewN1sO2O
とら「あぁーー!我慢ならねえ!!」
ビューーーーン
とらは空へ飛んで行った。
20: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/26(日) 23:51:58.03 ID:ZewN1sO2O
麻子の家は中華屋を営んでおり、近所では評判になっている。
だが、半分は味、もう半分は麻子目的の客である。
麻子が店を手伝っていない時は店に平和が訪れる。
21: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/26(日) 23:55:10.89 ID:ZewN1sO2O
?「bonjour.(ボンジュール)」
麻子・真由子「ボ、ボンジュール…」
うしお「ぼ、ぼんじゅーる!」
22: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/26(日) 23:56:35.65 ID:ZewN1sO2O
真由子「すごく綺麗な人…」
麻子「でも明るくてとっても良い人だったね。」
うしお「麻子と違ってな。」
23: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/26(日) 23:57:23.61 ID:ZewN1sO2O
うしお「そうそう!友達友達!オ、俺は蒼月潮って言います。」
リン「うしおちゃんか。三人で話を聞きに来たのかえ?」
麻子「そうなんです。」
24: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/26(日) 23:59:22.96 ID:ZewN1sO2O
麻子「それじゃあおばあちゃんお願いします。」
リン「はいはい。」
リン「そうじゃなー…あれは30年前のことじゃ。」
25: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/27(月) 00:00:12.99 ID:jxuntvQtO
リン「遺言にはこう書いておった。」
『私は君を愛する資格はない。この世から消える事で罪滅ぼしとさせてくれ。』
リン「私には何のことかさっぱり分からんかった。必死になってあちこち夫を探しに行ったが、結局見つかりはせんかった。」
26: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/27(月) 00:01:23.36 ID:jxuntvQtO
リン「じゃ、じゃがもう30年も経ってるんじゃぞ?」
うしお「関係ないよ。何か手がかりはないの?」
?『信じればきっと見つかりますよ!なんなら僕も探しましょうか?』
27: ◆sql4ixn4VA[saga]
2015/07/27(月) 00:03:00.74 ID:jxuntvQtO
麻子「な、何か他にない?」
リン「そう言われてものぉ…名前は孝雄で………それから………夫の部屋に落ちてた別の手紙ぐらいしかないしのぉ………」
うしお・麻子「…………」
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