過去ログ - 【安達としまむら】水色の君
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62: ◆FRtTimAs0A[saga]
2015/08/10(月) 22:12:45.53 ID:bvI5CVCi0
―――


普通とは、何か。
それはとても難しい質問で、それでもわたしがわかる範囲でいうなら、寝て起きて、食べて、いつもの日常。
普通は、どんどん変わっていく。一年前の普通と、今の普通は明らかに違う。どちらも、わたしにとって大切な普通だ。
どちらが大切かなんて比べるべきものではないとわかっていても、わたしの頭は勝手に順位を付けてしまう。

でも、ひとまずそれは置いておこう。
そこは夏休みの宿題よりも、ごちゃごちゃと後回しにされているものたち。
やらなきゃなぁ、と思っても、気づいたら明日。その次の日。
もしかしたら、わたしはこの状態を気に入っているのかもしれなかった。


「考えごと、ですか?」


透き通った声。おそらくその机の上はいつもまっさらで、どこからか拾ってきたものが積み上がることなどないのだろう。
少し、寒気がした。


「いや、ちょっと、寒いかなーって」

「いまは夏ですよ」


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