過去ログ - 【安達としまむら】水色の君
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85: ◆FRtTimAs0A[saga]
2015/08/20(木) 21:11:32.23 ID:m6xwFyq60

たしかに、ヤチーのような輝きが近くにあったら、月も、太陽さえ霞んで見えてしまうだろう。
ヤチーは間違いなく、ここよりも輝いている世界の住人。ヤチーが光ならば、わたしは影なのだろうか。

でも、それでは。


「ヤチーはいつまで、『ここ』にいるの?」

「・・・」

「ねぇ」

「・・・わたしは、ドーホーを捜しにここに来ています」

「その、どーほーってのが見つかったら?」

「帰ることに、なるでしょうね」


帰る。それはわたしの手の届かない場所に行ってしまうことに間違いなかった。

そんなの、いやだ。

いつだったか交わした約束。今のわたしはあの時とは違う。もう、ごめんね、では許せなくなってしまっている。
そしてそれは、ヤチーも同じではないか。そう、期待していた。いや、している。




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