過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「小ネタ?」ネリー「日和!」
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18: ◆dIhERAk/UA[saga]
2015/07/30(木) 12:05:08.41 ID:mhGz0lHA0
<顔は口ほど物を言う 龍門渕ver.>

顔は口ほどに物を言う…本当は目なのだが俺こと須賀 京太郎はそれを実際に経験している。

どういうことだって?簡単な話だ、人の顔を見るとその人の心のうちが書かれているのを読めるようになったのだ。

今だってほら…


「何か用事ですか?京太郎君」
--

「……いえ、なんでもないですハギヨシさん」


見事に心の内が読めなかった。

ハギヨシは何時も通りのニコニコ顔で此方を威圧している。


「まだまだですね、どうやら勝手に見えてるらしいのでしょうがないですが、お嬢様達に失礼の無いように」
--

「はい!判りました!」


それだけ言うとハギヨシは京太郎の横を去っていく。

そんなハギヨシに京太郎は汗を流し敬礼して見送った。

流石は、完璧の名を持つだけある人だ、見事に心を制御していた。


「……うん、からかうのはヤメにするか」


この力を使い透華達をからかおうかと思っていたが冷めてしまった。

大人しく部屋に戻ったほうがよさそうだ。


「京太郎!」

「……思ってる傍からこれか…なんですか?透華さん」


後ろから透華に声をかけられ立ち止まる。

正直言ってこのまま部屋に戻りたかったのだが……呼び止められてはしょうがない。

諦めて後ろを向いた。


「こんな所にいましたのね」
-ようやく見つけましたわ-

「どうも…俺に何か用事ですか?」


透華の顔に見事に心の内が書かれている。

出来れば見えて欲しくなかったのだが…駄目だった。


「……なんで此方を見ませんの?」
-…何か嫌われるような事したかしら…京太郎に嫌われたら私は…-

「顔が綺麗すぎて直視が……」


悲しそうな声を出す透華に京太郎は思わずそんな事を言って顔を見てしまった。

なんとも辛い言い訳なのだが透華は嬉しそうに微笑んだ。

さながら花が開いたような笑顔だ。




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