過去ログ - 真姫「恋をするということ」
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12:名無しNIPPER[saga]
2015/07/30(木) 16:12:37.84 ID:sAy5zb9eO

薄ら寒い外気とは対象に、うだるような暑さに浮かされた中。

締め切った部屋に二人こもり、体を重ねあう。


流れ落ちる汗を舐めとると、快楽でぐずぐずに溶けてしまっている瞳のまま、海未は恨めしげにこちらを見やる。


普段であれば、睨まれたところでなんとも思わないだろう。

思うにしてもこの恋人の可愛らしさを感じる位であろう。


しかし、淫らさに支配されたこの部屋の中ではそうもいかなかった。



彼女の潤んだ瞳、上気した頬、ちらちらと覗く赤い舌。

まき、と名前を呼ばれる。たったそれだけなのに。



−−それすらも、情欲を掻き立てられてしょうがないのだ。






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