52:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 19:44:04.40 ID:QiJSgoNZ0
最下層区街-1160m
ほむら「やっと出られたわ…」
炭鉱の腐乱臭に比べればマシだけれど、決して空気が綺麗とはいえない。
時折吹き出すガスと、いつ消えるか知れない明かりと共に暮らす人々。
この街に漂う重苦しい空気が苦しいだけの日常で苦痛の日々が無気力にしていた。
まどかはお店が珍しいのか、一人で飛び出してガラクタを眺めていた。
杏子「ディクを倒した時によくわからない残骸が出てきたろ?
あれは鑑定屋で鑑定してもらうと武器になるから。
あといらないものは全部売って金にするんだ」
ほむら「くず鉄を拾ってたのはそのためね」
杏子「いい金になるんだ。詰めるだけ詰め込んだから、2000ゼニーにはなるだろ」
ほむら「そのあたりのことはよくわからないから、買い物についてはあなたに任せていいかしら」
杏子「ずいぶんと信用してくれてるようだけど、いいのかい?
この金持ち逃げしてあの子を攫ってくかもしれないよ」
ほむら「お金は盗まれても、まどかだけは渡さないわ」
杏子「ふふ…いいね。そういうのは嫌いじゃないよ」
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