過去ログ - 和「かまいたちの夜」
1- 20
47:名無しNIPPER[sage ]
2015/08/02(日) 16:00:05.36 ID:5uQHH2Qt0
呼称は想像して書いたりしたので一貫性がないかもです。


48:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:09:50.46 ID:5uQHH2Qt0
5

話が弾む中、二階からやや慌ただしく憧と穏乃が降りてきた。

二人は何かを探している様子。
以下略



49:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:11:51.76 ID:5uQHH2Qt0
誘拐や暴漢なんてここであるはずありませんし――少しでも頭に浮かんだのが恥ずかしい――、病気、ということもあるのでしょうか?

でもそれも、玄さんは健康そうでしたからあまり考えられない。

単純に明日の料理の下ごしらえにいそしんでいるだけ、あるいはほかのお仕事、と考えるのが自然ですよね。
以下略



50:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:16:14.13 ID:5uQHH2Qt0
どこから聞こえたかはっきりとしなかったけれど、しかしこの状況が私に予感させた。

玄さんではないか。

刹那の後、穏乃はいち早く調理場の方へ走り出した。
以下略



51:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:17:48.44 ID:5uQHH2Qt0
菫「松実さん?……咲ちゃん、部屋の明かりをつけて」

目がわずかに慣れて、弘世さんの足下に何かが横たわっているのが見えた。

玄さん、なのでしょうか。
以下略



52:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:19:42.41 ID:5uQHH2Qt0
憧と穏乃、それに大星さんは顔をわずかに青くそめて玄さんに駆け寄った。

末原さんは言われてすぐに救急箱を取りに駆け出した。

そして私と愛宕さん、お姉さんはただただ呆然としていた。
以下略



53:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:22:15.44 ID:5uQHH2Qt0
少しして頭が冷えると、一体何が起きたのか少し分かってきた。

あのとき横たわる玄さんのお腹には果物ナイフが突き刺さり、白いセーターは赤く染まっていた。

誰が、何故、いつ、どうやって――そんなことはジャグジーで次々に現れる泡のように、浮かんでは消えてしまった。
以下略



54:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:25:53.98 ID:5uQHH2Qt0
それは全員が集まる談話室で、これから話し合われることとなりました。(玄さんは憧たちの部屋で寝かされている)

憧「それで救急車を呼べないってどういうこと?」

ソファーに全員が座りいざ話し合おうとすると、憧が真っ先に話をきりだした。
以下略



55:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:27:52.38 ID:5uQHH2Qt0
つまりこれは本当に――

憧「だ、誰が!誰がやったの!?」

咲「誰って……誰かが回線を切ったってこと?」
以下略



56:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:29:29.77 ID:5uQHH2Qt0
憧「切断面は鋭いし、老朽が原因でもない。ということは誰かが意図的に切ったということ」

憧はそう区切って口を閉ざし、憎悪に満ち熱病患者のようにぎらぎらとした目で私たちを睨む。

そう憧と玄さんは私よりも深い関係だった。
以下略



57:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:31:57.55 ID:5uQHH2Qt0
久「人のお腹に果物ナイフが刺さっていた。だから誰かが刺した。そう言いたいのね、新子さん」

憧は何も答えなかった。それは肯定と捉えてもよかった。

久「でもその因果関係が果たして正しいといえるのかしら?」
以下略



156Res/112.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice