過去ログ - 和「かまいたちの夜」
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59:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:38:12.49 ID:5uQHH2Qt0
6

穏乃「もうやめよう!」

口論を止めたのは意外なことに穏乃だった。
以下略



60:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:40:29.86 ID:5uQHH2Qt0
久「私も煽るような言い方で悪かったわ。ただああ言ったのには理由があるの」

咲「なんですか?」

久「単純に状況を整理するとね、私と智葉は一緒の部屋に、憧と穏乃は同じく、ほかの人たちはみんな談話室にいた」
以下略



61:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:44:48.30 ID:5uQHH2Qt0
部長は憧に視線を送った。

憧は気まずそうに目をそらした。

馬鹿――というには、部長は頭がきれすぎます。少なくとも常に冷静でしたたかではあるのです。
以下略



62:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:47:06.11 ID:5uQHH2Qt0
そうこれこそが問題なのです。

可能性がどちらにもあると、どうすればいいのか分からなくなる。

しかも問題をさらに問題たらしめているのは、誰かが玄さんを刺したなら誰が刺したのか……ということです。
以下略



63:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:56:32.79 ID:5uQHH2Qt0
あるいはただたんに玄さんが負傷してそれで憂鬱になっているのかもしれないし、陰鬱な雰囲気にあてられただけかもしれない。

だけれどほとんどの人が同じ苦悩を抱えているのは明らかでした。

少なくともその感情を覚えている。
以下略



64:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 16:58:43.00 ID:5uQHH2Qt0
久「さっきはああ言ったけど、私は玄は襲われたと思ってる」

咲さんに問いかけようとしたとき、部長は突如切り出した。

まるで代弁するように、強い口調で。
以下略



65:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:00:18.95 ID:5uQHH2Qt0
咲「淡ちゃん」

淡「……サキ。えへへ、ちょっと疲れちゃったのかな」

大星さんは咲さんの問いかけにワンテンポ遅れて応え、病的な笑みを浮かべた。
以下略



66:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:05:17.94 ID:5uQHH2Qt0
7

久「話をもとに戻しましょう。私としては主に重点を置きたいのは、犯人が誰か、ということも大事だけど、次の犠牲者を出さないようにすること」

洋榎「確かにそれが肝要やな」
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67:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:08:06.52 ID:5uQHH2Qt0
恭子「ええんかなあ」

久「まあ、止めてもしょうがないでしょ。より疑いを強めるだけだし、それに一応穏乃がいるしね」

部長の言う通り今の憧は猜疑心を強めている。
以下略



68:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:10:31.16 ID:5uQHH2Qt0
智葉「ところで」

辻垣内さんが話を切り出すと、場はたちまち沈黙した。研ぎ澄ました刀のように鋭い雰囲気を持っていますね。

智葉「私は調理場を一度調べた方がいいと思う。何か犯人について分かるかもしれないし、どのみち調理場は必ず行くことになるんだ。血を拭かないことにはな」
以下略



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