73:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 17:22:58.67 ID:5uQHH2Qt0
咲さんは自分の発言から辻垣内さんが黙りはじめたからか、少し不安げにしている。
和「どうしたんですか?」
私は我慢しきれずに問いかけた。
智葉「いや灯りつけてなかったら不思議だろう。それに見ず知らずの調理場に暗やみで一人って、ぞっとしないね」
それはその通りだと思った。
夜の学校に近いものを想像し私も鳥肌がたってしまいました。
智葉「まあ考えるのは談話室に行ってからでいいか。行こう、二人とも」
辻垣内さんはロングテールを翻して歩きだした。私たちは慌ててそのあとを追おうとしましたが、辻垣内さんがふと立ち止まったので私たちも慌てて立ち止まる。
智葉「そうそう。二人とも私のこと苗字で呼んでるけど、面倒だろう。よかったら智葉と呼んでくれると嬉しい」
私と咲さんは突然のことに面をくらってしまったが、私は咄嗟に返事をした。
和「では私たちのことも名前で呼ばないとイーヴンじゃないですね」
智葉「っち、流石は久の後輩だなあ」
してやれた悔しさから智葉さんは早歩きで談話室へ戻っていった。
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