過去ログ - 犬勇者「わんわんお!」
1- 20
27: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/03(月) 19:18:23.91 ID:RYHG2sjFo

呪術師「あの時、魔法使いは勇者の話を毎日してた。そして、選ばれた時……舞い上がって、喜んで」
「私たちは魔術や呪術の素養が高い。だから、妹は適正。だけど、私は? 妹が正なら、私は負」
「人に褒められる適正を得たのは、妹……私のは、魔術じゃなくて呪術……」

犬勇者(魔術じゃなかったのか。だから、魔法使いも双子の事を俺には黙っていたのか)

つまり、自身の魔力を媒体として発動する魔術ではなく、自身の血肉を媒体に発動する呪術の才を得たから。
そして呪術という存在は……魔術とは相反して、忌まわしいと位置付けられる力。
故に王都は呪術を一部での使用しか認めていない。それが冒険者ギルドであり、呪術は徹底的に管理されている。

犬勇者(俺には魔術か呪術か判別出来ないからなあ……ま、別に俺は呪術を忌避したりはしないけど)

呪術師「私の呪術は人を怖がらせる。だから、勇者のパーティには志願できないでいたから……」

人に畏怖の目で見られる。だから、志願できず、魔法使いを……羨んで、いた……か。

呪術師「ふふ、何を話してるのかな。とにかく……私は、この力を大々的に使う事はできない」
「だから今日みたいに、冒険者ギルドの掃除屋みたいな真似をする。それくらいしか、私の力の使い道はない……」

察するに、彼女は冒険者ギルドの掃除屋……つまり、野盗などの”掃除”を専門的に行っているのだろう。
魔法使いが正規に王都に認められ、勇者の名の下に魔王、またはそれに付随する者の排除を使命とした一方で……彼女は、暗殺者の様な、冒険者の側面を担っている。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
145Res/115.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice