過去ログ - 犬勇者「わんわんお!」
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70: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/17(月) 23:23:04.07 ID:DSNxDsCAo

術者「く、くくくく! どうだ、私の姿に驚いたか小娘ェ!!!!!!」

彼の姿は……正しく、魔物。大型魔獣に近い姿だった。
長い牙、肥大化した筋肉、爬虫類じみた双眸―――まるで、蜥蜴の様な。

呪術師「……人間、ではなかった?」

術者「いいやあ、私は人間だ……だが、あのお方に、私はさらなる力を頂いたのだああああああ!!!」

ぶおん、と振りかぶられる大きな爪―――それを、既の所で躱し、後退する。

呪術師「人間から魔物に? そんな呪い、知らない」

術者「だからお前は王都の犬なのだ! 呪術にはまだまだ先がある、魔術では成し得ない領域があるのだ!」
「それをお前らは、管理し、腐らせている――――くっくっく、呪術は魂ですら、手中に収められるのだあああああ!!」

更に、鋭い爪が迫る。それを躱すには、少々間合いが近すぎると判断した。
だけど、その爪が私の身体に触れる事は―――決して、ない。

呪術師「…………爆ぜて、消し飛べ」

術者「――――――ギッ!?」

私が言葉を走らせるだけで―――彼の四肢が”爆散”する。
びちゃあ、と不愉快な音を立てて、四肢を失った彼は血溜まりの中に落ちる。


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