過去ログ - 犬勇者「わんわんお!」
1- 20
74: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/17(月) 23:26:09.20 ID:DSNxDsCAo

勇者「って、えええええ!? ちょっと待っ―――うおぉ!? 火が家に!? 放火魔!?」

勇者が後ろから何か言ってたけど、私は耳を全く貸さずに王都へと逃げ帰ったのだ。

後から聞いた話では、廃村に残る家屋に火が燃え移り、危うく森まで火が燃え移る所だったらしい。
それを私が聞いたのは、魔法使いの口からだった―――あの火を消したのは、勇者であると。

私の言葉どおりにギルドに来た勇者は、凄い剣幕で受付に言ったらしい。

勇者「俺のパーティに加える、拒否権はない! すんごい乳のでかい、つり目で、すごい魔法を使うヤツだ!」

勇者が魔術と呪術の判別が曖昧な事が幸いした。そして、私達が双子なのも。
私は妹に口裏を合わせる様に言って、妹を勇者のパーティに入らせた。
妹は申し訳無さそうだったが、彼女の魔術の練度は私の呪術に劣る事はない。だから、これでいい。


私は勇者のパーティに入る事は出来ないのだから。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
145Res/115.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice