過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
1- 20
25: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/08/04(火) 02:08:06.48 ID:tsav5yZ80
 〜王都ウィンダム〜

リリス「カムイ様、このような場所にどういったご用事で」

カムイ「ええ、ちょっと来てみたかったんです。リリスさんに誘導されて歩くのは久々ですから、あと胸のことはすみませんでした」

リリス「もう、言わないでください。また言ったら、置いて帰っちゃいますから」

カムイ「謝ってるじゃないですか、リリスさん機嫌を直してくださいよ」

スズカゼ「なんだか……調子が狂いますね」

リンカ「ああ、本当にさっき刃を交えた相手なのかと疑いたくなる。こうやって無邪気に笑っている姿を見ると、あれが悪い夢なんじゃないかと思えるくらいだ」

スズカゼ「しかし、生き恥ですか。そんな理由で生かされるなんて、お伽噺のように感じます。白夜にそんなお話があった気がします」

リンカ「たしかに、こんな理由で生き残る人間はそう多くいない。正直、あたしは生き恥だと少し思ってるぞ」

カムイ「スズカゼさん、リンカさんもこっちに来てリリスさんの機嫌を直すの手伝ってください」

リンカ「そして、この差だ。あたしの自信は粉々にされたも同然だ」

スズカゼ「そうですね、私も同じ感想です。カムイさんのような方が暗夜の王族であるなら、戦いなど起こりはしないのでしょう」

カムイ「それは買い被り過ぎです、スズカゼさん」

スズカゼ「聞こえていましたか、すみません」

カムイ「いいえ、謝らないでください、さて、ここでいいんですか、リリスさん」

リリス「はい、ウィンダムの大門前です」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/879.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice