過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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47: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 22:56:40.32 ID:A2J2oZID0
マクベス「はい、その話も聞いております。なんでも捕虜の二人を配下に加えたとか、しかし城塞にはその二人の影はないと聞いています。大方、名目上すぐに除隊処理をしたのでしょう。まったく、どこでそのような知恵を覚えたのか」

ガロン「それで、首尾は?」

マクベス「はい、現在カムイ王女の配下であるギュンター、そしてジョーカーの二名を城に呼び出しております。ギュンターには五日間の軍議への参加、ジョーカーには社交界の給仕としての任を与えてあります。無論、すぐに放棄できる職務状況ではないでしょうな。外部からの情報も耳には入ってこないことでしょう」
以下略



48: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 23:05:47.57 ID:A2J2oZID0
フローラ「正直、カムイ様を送り出したくはないのですが……」

カムイ「いいえ、お父様から直接お声掛けが掛ったのです。従わないわけにはいきませんよ、二人ともここのことはお願いいたします。ふふっ、私がいないから紅茶を用意する準備が減って、フェリシアさんがお皿を割る回数が減りますね」

フェリシア「カムイ様ひどいです〜。でも、私も姉さんと同じ意見です。とっても嫌な予感がするんです」
以下略



49: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 23:16:57.57 ID:A2J2oZID0
リリス「カムイ様、お城までご案内いたしますね」

カムイ「はい、よろしくお願いします。リリスさん」

リリス「はい、任せてください」
以下略



50: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 23:26:59.98 ID:A2J2oZID0
カムイ「お父様の笑い声……?」

ガロン「誰だ、そこにいるのは?」

カムイ「失礼いたします、ただいま到着しました、お父様」
以下略



51: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 23:36:18.76 ID:A2J2oZID0
カムイ「リリスさん、本当によろしいんですか? これから向かう場所は敵の領地、戦闘になる可能性は高いんですよ」

リリス「はい、構いません。それに今動けるのは私しかいません。今から城塞に戻るのも難しいようですから。大丈夫です、私にも魔法の心得はあります、それにカムイ様のお役に立ちたいんです」

カムイ「……」
以下略



52: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 23:37:07.09 ID:A2J2oZID0
紺ドア→×

今度から→○


53: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 23:44:16.69 ID:A2J2oZID0
マークス「報告という固い言葉を使うようになったのだな、カムイ。だが、私たちは家族の間柄だ。もう少し砕けた言葉にしてもいいのだぞ」

カムイ「マークス兄さん。そうですね、ちょっと背伸びをしたくなってしまったのかもしれません、今度からはちゃんとみんなに伝えますね」

マークス「うむ、しかし白夜領にある無人となった城砦への偵察か……」
以下略



54: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 23:51:20.67 ID:A2J2oZID0
マクベス「それをして、私に何か利益があるのですかな?」

カムイ「いいえ、私が個人的にマクベスさんの顔を知りたいだけなんです。他意はありません」

マクベス「ふん、少しだけならよろしいですよ」
以下略



55: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/05(水) 23:59:14.81 ID:A2J2oZID0
マクベス「これでまだ何かを望まれるというのであれば、王族としてガロン王様がカムイ王女を認めることはないでしょう」

カムイ「私は王族でなくてもいいので、十人くらい兵士がほしいのですが」

マクベス「……あのですね、カムイ王女。私の話を聞いておられましたか?」
以下略



56: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/06(木) 00:08:26.95 ID:4yjHbdm40
カムイ「はい、お父様」

ガロン「では、約束の人材だ。この男を連れてゆけ」

ガンズ「………」
以下略



57: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/06(木) 00:13:19.40 ID:4yjHbdm40
カムイ「お父様、今回の偵察任務、私が最高指揮官ということでいいのでしょうか?」

ガロン「そうだ、他の者たちは、皆お前の部下だ」

カムイ「では、命令に反した部下の処遇は『私が下してもよい』そう考えてよろしいですね」
以下略



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