過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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805: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/09/19(土) 12:50:40.42 ID:5Cs48CRK0
タクミ「か、勘違いだって?」

カムイ「そんな理由で、あなたと戦うと思っているんですか?」

タクミ「なら、なんで僕たちの邪魔をするんだ! 白夜を守るために戦うことや、母さんのことを思えば、暗夜に行くなんてこと考えないはずなのに!」

カムイ「それに答える義理はありませんし、答えてる暇もないんですよ」

タクミ「このぉ!」ジャキ

オーディン「煽りに弱いな、それじゃ指揮官向きじゃない」シュオン

タクミ「くっ」

カムイ「はぁ!」ドゴンッ

タクミ「ぐあっ、まだ……」

 チャキッ

タクミ「―――っ!」

カムイ「タクミさん、あなたの投降と、皆の武装解除を要求します」

タクミ「僕は、まだ負けて」

カムイ「これ以上の戦いに意味はありません。投降してください」

タクミ「はっ、僕の命の保証なんてないのによく言うよ。サクラも生きているなんて言ってどうせ死んでるんだろ?」

カムイ「……なら、仕方ありませんね。あなたを殺して、この戦いを終わらせることにしましょう」

 スッ

カムイ「さようなら、タクミさん」

タクミ「――っ」

 ブンッ

 シュオンッ

 キンッ!

オーディン「き、消えた!?」

カムイ「…みたいですね」

オーディン「どこかから攻撃されたりしないよな?」

カムイ「大丈夫だと思います。それに戦闘兵のほとんどは、もう倒し終えたみたいですから、事実上闘いは終わったも同然ですね」

オーディン「え、えっと、カムイ様でよろしいんですよね? 俺は――」

カムイ「すみません、自己紹介よりも先に今は戦っている人たちを止めて来ていただけませんか」

オーディン「ああ、わかった」

 タタタタタタタタッ

カムイ「……やっぱり、私の手は躊躇しないんですね……。振り下ろすことに、何の感慨もなかった。まるで、獣みたい」


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