過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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890: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/09/25(金) 22:50:50.89 ID:HfCVHfD/0
―北の城塞『小さな小屋』―

 ガシャン!

ルーナ「………」

フェリシア「ま、またやっちゃいました……」

ルーナ「ねぇフェリシア、あたしがここでカムイ様役として座ってから何個目のカップよ、それ」

フェリシア「え、えっと……十二個目でしたか?」

ルーナ「十五個目よ! ちょっと、流石にこれはどうかと思うわ」

フェリシア「ごめんなさい! ごめんなさい!」

ルーナ「カップはあるって言ったけど、これじゃいくつあっても足りなくなっちゃうわ」

フェリシア「そ、その。私、頑張りますから。その……」

ルーナ「うん、そのがんばる努力するっていう熱意だけは褒めたいんだけど、こうも空振りする人を見るのは初めてかもしれないわ。だって、まだカップに何も注いでないのよ。なのに突然、カップが宙を舞うくらいに躓くって……ある意味天才的よ」

フェリシア「ううっ。失敗しないように注意してるんです。でも、うまくいかないんです。毎日ジョーカーさんや姉さんの手間を増やしてばっかりで」

ルーナ「……はぁ、仕方無いいわね。ちょっと休憩しましょう」

フェリシア「だ、大丈夫です。まだ頑張れますから!」

ルーナ「いいから言うこと聞きなさい。それに、こんなにカップの破片が散らばった場所で練習したって良いことないわ」

フェリシア「は、はい……」



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