過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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941: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/09/28(月) 23:45:47.14 ID:9Ld8bnHp0
カムイ「虐殺……ですか」

クリムゾン「……戦闘の意思がなくなった相手をめった刺しにして笑ってる兵がいた。動けない女に群がってる男たちもいた、怖さに耐えるように身を寄せ隠れていた家に火を放って、逃げる奴を追いかけて、追いかけて……逃げきれなくなったところで殺していた。それをマクベスは愉快そうに見てたよ」

カムイ「………」

クリムゾン「私は止めたかった。でも、シュヴァリエを開放するためにやってきたマクベスに意見することなんてできなかった。私は、多くの人間が一方的に殺され犯されていくのをただ黙って見てるだけだった」

カムイ「……クリムゾンさん」

クリムゾン「今でも、時々思い出すんだ。男の組み敷かれてる女や、足もとに倒れて動かなくなった亡骸がさ、ふと頭をよぎるんだ。暗夜軍がしたことはたしかにシュヴァリエ公国の解放に繋がったけど、そのやり方を私は支持できない」

カムイ「……マクベスさんは、あまり兵士に恵まれていないんでしょうね」

クリムゾン「?」

カムイ「多分、兵士たちは最初マクベスさんから指示を仰いだんじゃないですか?」

クリムゾン「な、なんの指示さ」

カムイ「簡単です。ここに女がいる、この女を犯してもいいですか、って。私の臣下にそんなことを嬉々揚々という人はいません。それは私が臣下の方たちに恵まれているから、そういったことが許されるわけもないと、みんな知っているからです。ですが、マクベスさんが率いている兵士たちは違います、それをマクベスさんはよく理解していると思いますよ」



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