過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/09/29(火) 00:12:51.84 ID:OEWbF7IH0
クリムゾン「……何が言いたいんだよ」
カムイ「私は国取りとか、領土拡張とかそういうものはよくわかりません。そもそも、できれば戦いなど起きない方がいいんですよ。マクベスさんもなんだかんだ言えば、戦いをせずに結果が出るのが望ましいと考えているでしょう」
クリムゾン「だったら、シュヴァリェ公国であいつが出した指示は」
カムイ「はい、でもそれは仕方がないんですよ。なにせ、マクベスさんとは全く関わりのない兵士たちが大量にいたんですから。それに隠ぺいされた戦死された兵の話もあります。正直、城壁攻略までに置いていえば、マクベスさんは兵士を消耗して、敵に逃げられただけの状態なんですよ。それを従えている兵士たちに見られているわけですから。兵士の士気低下というのは目に見えて自身への評価に繋がりますからね、マクベスさんとしてもそれは抑えなければならないことです。軍師を務めている以上、泥を塗るわけにはいきませんからね」
クリムゾン「……まさか、そんな、そんな理由で!?」
カムイ「クリムゾンさん。あなたにとってそんなことでも、マクベスさんにとっては正規兵に頼りにされる指揮官を演出できる格好の舞台だったんですよ。あそこにいた方たちは、それを体よく提供してくれたでしょう。戻ってからマクベスさんに対する正規兵の指示は上がっていますからね。ただ、本当の意味でマクベスさんを信頼している人はいないでしょうが」
クリムゾン「……わからないよ。そんなことで、あんな蛮行が許されるって言うのかい?」
カムイ「……戦争はそういうものですから、相手は白夜の兵です、何をしても御咎めなどありませんから。マクベスさんの命令はやりたいことをやっていいという、許しみたいなものなんですから」
クリムゾン「敵国の人間なのはわかる、だけど民間人にそんなことをしていいはずはないだろ。自分は兵士じゃないと懇願しているのに、そんな相手を殺すなんて」
カムイ「そうですね、でも起きてしまったことは変えられませんから。クリムゾンさん、もう話は大丈夫ですよ」
クリムゾン「……少し熱くなってたかもしれない」
カムイ「ふふっ、感受性豊かなんですね。クリムゾンさんらしさなのかもしれませんね」
クリムゾン「そ、そうかな……」
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