過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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97: ◆P2J2qxwRPm2A[saga ]
2015/08/08(土) 01:38:44.11 ID:ujlGxm7M0
◇◆◇◆◇
―暗夜王国・無限渓谷入口―

ガンズ「俺は王女の命令通りウィンダムに戻る。ガロン王へ報告する命令を受けているからな」

サイラス「そうか、ならここでお別れだ」

ガンズ「なに?」

サイラス「俺には何の任務もない、自由に行動させてもらう。俺はただ個人的に手伝っていただけだからな」

ガンズ「そうかい、勝手にしな。リリス、お前は命令通りにするんだろうな?」

リリス「いいえ、私はカムイ様の従者です。カムイ様の無事を確かめるまでは、ウィンダムに戻るわけにはいきません」

ガンズ「けっ、好きにしな。俺にはカムイ王女に与えられた仕事がある。せいぜい、くたばらないように気をつけるんだな」タタタタタタタッ

サイラス「リリス、本当にこれでよかったのか?」

リリス「はい。ガンズさんとウィンダムまで二人きりなんて、恐ろしすぎます」

サイラス「それは言えてるな。男の俺でもそんなシチュエーションはごめんだからな」

リリス「でも、どうしますか? カムイ様は……もしかしたらすでに」

サイラス「正直、カムイは自害している可能背もあるけど。それを白夜の人間たちが許さないはずだ」

リリス「……取引の材料としてですよね」

サイラス「ああ、普通に考えればそうだ。ただ、ガロン王様がカムイのことで何か代償を差し出すとは思えない。だから俺達で探しに行くしかない」

リリス「はい、お供させていただきます」

サイラス「よし、渓谷を迂回して白夜領に向かう!」

リリス(カムイ様、無事でいてください……)

第二章 おわり


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