過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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973: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/09/30(水) 23:19:26.70 ID:dDlOsfYO0
カムイ「……」

クリムゾン「今ね、シュヴァリエは弱小国として暗夜に認識されてるよ。弱い白夜軍に負けてしまう、非力な国だってね。でもそれでいいんだ、そのおかげで、城壁の防衛に私たちはつくことができたからね。今、誰もが暗夜に対して攻撃を仕掛けようとしてる。今はそういう段階なんだ」

カムイ「反乱をおこす、そう言いたいんですね」

クリムゾン「ああ、私も暗夜と一矢報いるため技を磨いて来たからね。この力は自由と平和のために使うつもりでいたんだ」

クリムゾン「いたんだけどさ……私にはわからなくなってきちゃったんだよ」

カムイ「わからないですか?」

クリムゾン「はは、暗夜軍に殺される白夜の民間人の姿を見ててさ、最初暗夜に対しての感情が渦巻いてたよ。でもさ、良く考えてみれば民間人がいること自体がおかしいことなんだって気づいて、それが殺されている様をただ見ているだけの私たちは、暗夜と何にも変わらないんじゃないかって……さ」

カムイ「……一つ聞いてもいいですか?」

クリムゾン「なんだい?」

カムイ「シュヴァリエ公国に来た白夜の王族は、タクミさんだけでしたか?」

クリムゾン「……いいや、ちがうよ。むしろ、タクミはやることが終わったからってもう帰っていったよ。もうシュヴァリエにはいない」

カムイ「では……ヒノカさんですか?」

クリムゾン「白夜の第一王女だっけ? 名前は聞いてるけど会ったことはないよ」

カムイ「だとすれば、まさかリョウマさんですか?」

クリムゾン「ああ、リョウマは今もシュヴァリエにいるよ。いや、正確にはいてもらってるよ」


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