過去ログ - カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」
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983: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/10/01(木) 22:31:26.11 ID:hH4N980c0
―暗夜王国・カミラ邸―

アクア「おいしいわね」

カミラ「そう言ってもらえると嬉しいわ。アクアの好みは知らないから、カムイの好きなものにしてみたの」

アクア「……えっと」

カミラ「カミラでいいわ。その方が気が楽でしょ?」

アクア「ええ。カミラ、今になってどうして私を招いたのかしら?」

カミラ「ふふっ、あなたと話がしてみたかったからよ。あなたも私にとっては可愛い妹だからね」ギュッ

アクア「いきなり抱きつかないでほしいわ。その、少し恥ずかしいから」

カミラ「そう? でも、やっぱりそうね。アクアは抱きしめられるよりも抱きしめる方の人なのかもしれないわね」

アクア「?」

カミラ「ふふっ、包容力があるように見えるのよ。可愛いけど、どこか頼りがいのあるそんな人ね」

アクア「え、えっと、それって喜んでいいことなのかしら?」

カミラ「心が強いって意味よ。あなたが暗夜にいた頃、どんな扱いを受けていたから知らないわけじゃないわ。私もマークス兄様も、気には掛けていたけど、守りになんていけなかった。ごめんなさい」

アクア「気にしないでいいわ。それに昔のことよ、それに今は私の傍にいてくれるだけで、うれしいものだから。当時だったら、絶対に考えられないことだったもの、こうやって兄妹と話すことができるなんてね」

カミラ「ええ、こうやってあなたと巡り合わせてくれたカムイに感謝しないといけないわ。紅茶のおかわり、どうかしら?」

アクア「ええ、お願いするわ」

カミラ「待ってて頂戴、おいしいのを入れてあげるわ。ふふっ、今日は良い日になりそうね」

アクア「?」


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