過去ログ - にこ・絵里・真姫「「「夏、終わらないで」」」
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 01:50:22.82 ID:y+vnwoOz0



     【1day】:【夜】【音ノ木坂学院】【屋上】





――日本の夏は暑い

地球上に居れば嫌でも四季というものは感じる、ただ国によっては
夏の暑さには違いと言うモノがある

喩えば南米の熱帯地域に属する密林の夏と大気が乾燥しきった砂漠の夏
同じ夏でも暑さが違うのだ


これは日本国内でも言える事だが、雨が全く降らない日が続いた日は
日差しが強くとも風通しが良ければ過ごしやすさを感じる
 逆に台風や強烈な通り雨の後は"蒸し暑さ"を感じるのではないか?




日差しも出ていない夜…昼間は見かけた入道雲は見当たらず
やけに星空が綺麗に見える、そんな暗がりの晩であった



にこ「…暑い」


希「なぁ、本当にやるん?」


にこ「当っ然!!!やるったらやるっ!!」ダンッ!

絵里「誰かさんの台詞みたいね…」

真姫「…早くやって帰りましょうよ…」



真夜中の学校の屋上、そこに色取り取りのチョークや蝋燭
他にも漆塗りのお皿…お彼岸に使われるようなお供え物…


そう…部室で今朝話していた"おまじない"とやらをやろうとしているのだ



絵里「真姫、震えてるけど、怖いの?」

真姫「なっ!そんな訳!…ないじゃないの」ゴニョゴニョ


夜の学校…と言うモノは如何せん気味の悪い所がある…


絵里「…まぁ、私もわかんなくないけどね…」ブルッ


お互いに早くやって早く帰りたい、そんな気持ちでいっぱいでした



希(…まぁ、噂で聞いた程度のデタラメなおまじないやけど…
       人間、気の持ち方一つで幸福にもなれる言うし…)

希「これもちょっとした人助けやな…」ボソ


にこ「?なんか言った?」

希「いや、何もいっとらんよ」




そう言って、東條希はその手にカラフルなチョークを持ち、先端を地面へ
滑らせる、本来であれば黒板の闇に文字を表すそれは
瞬く間に人間が3人すっぽり入る程度の大きな円を描いていく…




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