過去ログ - 涙目で熱い吐息を漏らす姉が弟に抱かれる話
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42: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 00:26:40.70 ID:FxJ+yHgFo

乗り込んだ列車にはまだ向かい合った空席もちらほらと残っていたけど、指定席制だから広々と一人で二席とる事はできない。

僕と姉ちゃんは窓際の番号を確認し並んで座った。


車窓の景色は次第に橙色を強くし、続けて紺色が支配する面積が広くなっていった。

途中で切符を確かめに車掌さんが訪れた時、僕は子供だけで乗り込んでいる事を問い詰められるのではないかと内心びくびくしていた。


「こちらは子供さんだけですか?」

「はい、姉弟です。私が中学生になったから、経験として二人でお婆さんの家に行ってみろって言われました」

「なるほど、いい経験かもしれませんね。なにか困る事があったら先頭車両に来て下さい」


はきはきと答える姉ちゃんに、車掌さんは何の疑問も抱かなかったようだった。

朝の電車で「頼りにしてる」なんて言われたのに。

それまでのところ僕は何も姉ちゃんの役に立てていないと思い、また悔しくなった。

しかしその悔しさを晴らす機会は思いがけず早く訪れたんだ。


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