過去ログ - 旅人「モンスター娘に殺される話」
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72:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:25:20.21 ID:Qo4PdzSj0

「…………なぜ、分からん。……悪いものは悪い。良いものは良い。……それを個々の価値観だと言うのは、つまらん言い訳に過ぎん……!!」

「……はっ……はぁ…………俺は、自分が、正しいだなんて……これっぽっちも思っちゃいねぇよ」

以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:25:50.06 ID:Qo4PdzSj0

そこへまた蹴りが。一発。二発。三発、と。

「貴様のようなやつがいるから…………世界は良くならんのだ! いつまで経っても!!」

以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:30:58.33 ID:Qo4PdzSj0


「っ……ぅ」

呻き、目を細く開ける。
以下略



75:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:31:32.91 ID:Qo4PdzSj0

暗い夜空から、羽が舞い落ちる。

黒い、つややかな羽。

以下略



76:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:32:09.91 ID:Qo4PdzSj0



とある山の山頂。

以下略



77:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:32:46.23 ID:Qo4PdzSj0

「……嘆かわしい。怪物でありながら……その本分さえ忘れ」

深く息を吸い、長く、吐き出して

以下略



78:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:33:18.70 ID:Qo4PdzSj0

「私が、この手で」

少女の髪に、触れる。

以下略



79:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:34:08.82 ID:Qo4PdzSj0

「いや……もう一匹のように、自ら村を出ていれば…………まだ救いようがあったかもしれない。……相容れぬと、怪物のサガに気付き、従えていれば」

「……」

以下略



80:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:34:39.56 ID:Qo4PdzSj0


共存できると、仲良くできると思っていた。

村ではずっと、そうできていた。
以下略



81:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 20:35:14.51 ID:Qo4PdzSj0


叫びが、山脈じゅうに、こだました。

それはもう少女の悲痛な声ではない。猛り狂う獣の吠える音。
以下略



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