過去ログ - 八幡「誕生日プレゼント?」小町「これが小町からの誕生日プレゼントだよ」
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/08/06(木) 17:25:20.62 ID:53gqESo90
俺達よりも早くばててしまった雪ノ下は、プールから上がり休んでいた。
今日も見事に気温が上がりまくっているせいもあって長い髪もすでに乾き始め、
肌もじりじりと焼き始めていた。
八幡「ほら、着ておけ。焼けるぞ」
雪乃「……ありがとう」
俺は薄手のパーカーを手渡す。
本当は小町の為に持ってきた日焼け防止用の長そでだが、
小町はまだ泳いでいるし、雪ノ下に貸しても問題はなかろう。
雪ノ下は最初こそ戸惑いながらパーカーを広げはしていたが、
なにも異常がないことを確認でもできたのだろうか、するすると袖を通す。
いや、そもそも小町に着させるために持ってきたのだから
きっちりと洗濯してあるんだがな。
まあいいか。
俺のパーカーだし、抵抗があっても仕方がない。
八幡「フードもかぶっとけ。
あとタオルも脚にかけておけよ。
脚だけ日にやけるのも変だしな」
雪乃「そうね」
いそいそをタオルの準備をする雪ノ下を横目に、
俺は今もなおプールで陽乃さんと遊んでいる小町に軽く手を振ってやる。
八幡「雪ノ下はもう泳がなくていいのか?」
雪乃「そもそも人が多すぎて泳げないじゃない」
八幡「それもそうだな」
雪乃「……こうして」
八幡「ん?」
雪乃「こうしてただのんびりするのも、たまには悪くはないわ」
八幡「そうだな」
雪乃「姉さんには騙されはしたけれど、こういうのだったら悪い気はしないわね。
でも、いつも驚かされてしまう立場のことも考えて欲しいけれど」
八幡「あれだな。……雪ノ下さんだし、諦めるしかないっていうか」
雪乃「そうね。考えるだけ無駄だし、疲れるだけね」
八幡「だな。…………なあ、雪ノ下」
雪乃「なにかしら?」
八幡「海の方には行ったのか?」
雪乃「いいえ。海にも行けるのかしら?」
八幡「ああ、このまま行く事が出来る。………………行ってみるか?」
雪乃「そうね。……行ってみたいわ」
雪ノ下ではないが、
俺も小町に連れ出されてきて良かったと思ってしまう自分がいた。
ほんとげんきんなやつだって自分でも思う。
でも、いいじゃないか。
夏休みだし、高校最後の夏だし。
こんな日が一日くらいあっても勉強の神様も怒りはしないだろう。
俺は立ちあがると、柄にもなく雪乃下に手を差し出してしまった。
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