28:名無しNIPPER[saga]
2015/08/18(火) 16:25:07.59 ID:T/DyUq/K0
「ねぇー、ハーちゃん的にはぁー、早く帰ってぇー、キスフレの続き見たい感じなんですけどぉー」
「コー……コォー……」
「いいからさっさと終わらせて。童貞なんて見るのも嫌なんだから」
一瞬で廃墟と化したジジイの家から、煙をかき分けて出てきた三人。
選択肢はもはや逃げるか倒すか、二つに一つだ。
逃げられる人数ではないし、かといって倒せる気もしない。
万事休す、という言葉が頭の中に居座ってきた。
「……! そーだジジイ!アンタなら」
会心の策を思いついて辺りを見渡せど、人っ子一人見当たらない。
ジジイはいつの間にか片付けもほっぽり出して、あとかたもなく消えていたのだ。
簡易コンロの火が燃え移ったか、奴らの足元で茶の入っていた紙コップが燃えていた。
あの状況でも動じずに片づけを始める辺り相当な実力者だと考えたのは安易すぎた。
「……ジジイ」
逃げられた。
トカゲの尻尾か俺は。
「てめぇジジイコラぁああああああああああ!!!」
「んじゃ、ハーちゃん一気にやっちゃうよー?」
怒りの発散に忙しくて初動を見逃す。
『ハーちゃん』と自らを呼称するゴスロリ女が、胸の前で両手を構えていた。
「『水の花束』」
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