15: ◆xedeaV4uNo[saga]
2015/08/08(土) 23:18:24.54 ID:eMWdeDR60
これ以上は考えさせたくなくて、あたしはわざと適当に答えた。
「うわー楽しそー」
すると鳥海は優等生らしい反応をしてくれた。
「本当に真面目にやってよね。摩耶はただでさえ計算とか苦手なんだから。言葉遣いはそのままでもいいから」
「分かってるって。それに明日は鳥海も一緒なんだし余裕だろ」
「私がいなかったらどうするの」
本当に呆れたように鳥海は頭を振った。
……鳥海のこの発言は現実になってしまう。
翌日、乗り気じゃないままだったけど鳥海と二人で提督のとこで顔合わせをしていると遊弋中の深海棲艦の一群が発見された。
戦艦やヲ級を含まない小規模から中規模の艦隊が近海で見つかることがこの一月で増えている。
なんにしても見過ごしていい相手じゃないのは確かで、早期殲滅を目標として編成された艦隊の中に鳥海も組み込まれてしまう。
「旗艦は鳥海、二番艦を木曾にして待機の駆逐隊は六駆と七駆か。くくく……いつかを思い出す顔触れだな」
「島風はいませんけどね」
「なら島風も……巻雲と一緒に入れるか。それと実戦慣れさせたいから瑞鳳も入れておこう。任せられるな?」
「はい、任せてください!」
張り切っちゃってまあ……けど報告を聞く限りじゃそんなに苦戦しそうな相手でもないか。
「摩耶、後はお願いね」
「分かった分かった。旗艦が遅れたら示しがつかないからとっとと行けよ」
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