過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
1- 20
508: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:19:06.73 ID:SScT0J3gO
がっくりと意気消沈するPの傍ら、アイドルたちは

「探査機ぃ〜〜?」

「ロケットで飛ばして宇宙を調べるやつだよ」
以下略



509: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:19:34.37 ID:SScT0J3gO
「ほらほら、おめーらも考えろ。自分らのユニット名だろーが」

徐々に脱線しそうな雰囲気を察知して、鏷が笑った。

はっと気付いた卯月が、失敗失敗、と小さく舌を出す。
以下略



510: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:20:11.60 ID:SScT0J3gO
凛が顎に手を添えて考え込んだ。

「確かにできたばかりのプロダクションだけど、社長は麗さんのプロデュースを手掛けていたんだから、
 初心者……っていうイメージでもないよね、CGプロは」

以下略



511: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:20:42.61 ID:SScT0J3gO
「そっか……」

肩を落とす凛に、卯月が思案顔。

「じゃあ『受け継ぐ』って云う言葉をそのまま使ってみるのは? えーっと、英訳すればインヘリテッド……」
以下略



512: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:21:21.18 ID:SScT0J3gO
場にいる六人全員が黙り込む。

「……あの」

卯月が真剣な面持ちで話を切り出した。
以下略



513: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:22:22.56 ID:SScT0J3gO
男三人の会話を、卯月が「あの、Pさん」と遮った。

「おっとと、どうした卯月ちゃん」

「いま、Pさんの言葉でピンときました。世代、って」
以下略



514: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:23:07.42 ID:SScT0J3gO
即座にプロデューサー陣が動く。

「ニュージェネレーション、芸能関係で聞いたことあるか?」

「いや、アタシはないわね」
以下略



515: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:23:36.84 ID:SScT0J3gO
慌ただしく動くプロデューサーらとは対照的に、凛、卯月、未央は目を瞬かせて坐ったままだ。

「なんか……こんなあっさり一気に決まっちゃっていいのかな……」

「まーいいっしょ〜〜! しぶりん、決まるときって案外こんなもんかもよ?」
以下略



516: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:24:32.35 ID:SScT0J3gO


――

ニュージェネレーションというユニットが固まって、先方事務局への連絡も済ませた。
以下略



517: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:25:01.98 ID:SScT0J3gO
ユニット化にあたって、これまで体力や身体能力に重点を置いた凛の育成方法を見直す必要があった。

歌も、踊りも、そしてビジュアルの魅せ方も、三人で改めて積み重ねなければならない。

ありがたいことに、麗の力添えによって、ベテラントレーナー青木聖の合流が叶った。
以下略



518: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 16:25:40.89 ID:SScT0J3gO

全てを満遍なくレベルの底上げができるようにレッスンを組み直してから数日。

スタジオから戻った凛が、そのまま帰らず、事務所でPに相談していた。

以下略



879Res/463.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice