過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
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708: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:05:55.52 ID:3+pD+bLQo
書類さばきも重要だが、それよりも、二箇月後に迫ったCDリリースを成功させなければ全て水泡に帰す。

「CDに専念できりゃなあ……」

第一課を全て切り盛りしなければならないPにとって、それはまさしく夢物語。
以下略



709: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:06:28.53 ID:3+pD+bLQo
「おはようございま……何やってるのプロデューサー」

「やること多くて頭がパンクしそうだ……」

消し炭になっているPを見て、凛は腰に手を当て呆れ顔だ。
以下略



710: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:07:07.80 ID:3+pD+bLQo
頭の中で大きなウェイトを占めているのは、やはりCDリリースの件。

流通等納品日から逆算すると、三月最終週の頭、26日にはマスターテープを工場へ出さなければならない。

つまり猶予はあと一箇月しかない。
以下略



711: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:07:35.42 ID:3+pD+bLQo
そのレコーディングのためには、凛と楓の音取りやメロディラインの習熟にやはり一週間欲しい。

となると、全体構造を固定してゴーサインを出せる状態のオケは、最悪でも再来週、
3月10日あたりには上がっていなければならない。

以下略



712: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:08:02.30 ID:3+pD+bLQo
楓→凛の順番で、プロジェクトをこなしていければまだいけそうだが――

「まあ無理だよな」

これまでのラフを聴いた限りでは、凛のオケの方が早く上がりそうだ。
以下略



713: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:08:58.04 ID:3+pD+bLQo
凛は聞き慣れない言葉に首を傾げた。

「なにそれ?」

「んー、今とにかく進められるところまで進んじまおう……って感じだな」
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714: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:09:25.92 ID:3+pD+bLQo
今までPが内製していたときとは違い、制作に色々な会社、色々な人物が絡んでいる。

調整役として、各担当者の尻を叩くのがせいぜい。

もし今後この制作方法がCGプロ内で主流になるなら……
以下略



715: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:09:59.36 ID:3+pD+bLQo
これまで凛にとって作業指示などはPから下りてくる一方通行に近いものだったが、
今回の件がきっかけで二人で一緒に走っているような――互いが互いに支え合う空気を憶えつつあった。

Pは凛に期待し、凛はPに期待する。

以下略



716: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:15:17.70 ID:3+pD+bLQo



・・・・・・

以下略



717: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:15:44.88 ID:3+pD+bLQo
日頃の学業、日頃のレッスン、日頃のお仕事。

年度が変わって、ラジオの新しいレギュラーが入ったり、テレビに映る仕事もだいぶ増えてきた。

特にラジオはニュージェネ三人での生番組で、全員慣れていない為に試行錯誤が続く日々だ。
以下略



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