763: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 21:46:58.11 ID:3+pD+bLQo
Pは軽く、もう一回嘆息した。
「それは卯月ちゃんに頼まれたか?」
「――ッ!」
「卯月ちゃんに、『無理そうだから代わってくれ』って云われたのか?」
「ち、違うけど……私はそうした方がいいって思ったから――」
凛の弁解に、Pは目を瞑って首を振った。
「つまりその判断が誤りだったってことだよな」
凛は、自らの心が、目の奥が、万力で締められるように感じた。
明日はこれまでの練習通りにな、と諭すPに、凛は何も答えず踵を返し、鞄を持って第一課を出て行った。
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