過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
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834: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:28:52.05 ID:3+pD+bLQo

以降の特訓は、Pが忙しい合間を縫って可能な限り同席するようになった。

なんでも、麗がPに直接要請したらしい。

以下略



835: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:29:20.25 ID:3+pD+bLQo
「俺なんかが麗さんの特訓で教鞭を執っていいんですかね……」

「P殿はもっと私に対しても自信を持つべきだ。渋谷の特訓のために、渋谷を導くためにP殿は必要だよ」

なにより私もP殿に教えてほしいのだ、との言葉に、Pは泣きそうになっていた。
以下略



836: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:29:48.56 ID:3+pD+bLQo
その後の特訓は、CGプロを象徴する構図だったと云える。

Pは、麗に熱狂させられた側の人間として。

麗は、そのステージを創り上げた本人として。
以下略



837: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:30:17.90 ID:3+pD+bLQo
壁面鏡と向かい合い、自らの動きのチェックに余念がない凛を見て、麗がPに訥々と話し掛ける。

「P殿。渋谷なら、あの子なら、もしかしたら……」

腕を組んで、慈悲深い視線を、踊る偶像に送る。
以下略



838: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:31:03.39 ID:3+pD+bLQo



EPILOGUE
・・・・・・・・・・・・
以下略



839: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:31:30.70 ID:3+pD+bLQo
午前十時の時報が鳴る。

それは戦争開始の合図であると同時に、戦争終了の合図でもあった。

「……完売しました」
以下略



840: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:32:02.95 ID:3+pD+bLQo
ネット上は阿鼻叫喚の巷と化している。

『ああああああああ取れなかったあああああああああああ!!』

『あたりめーだろ、会員の俺が先行枠すら買えなかったんだぞ』
以下略



841: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:32:29.91 ID:3+pD+bLQo
そしてごくたまに上がってくる、戦勝報告。

『凛ちゃんのコンサート、初めて取れました!』

『おめでとう! しね!(楽しんでこいよ!)』
以下略



842: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:32:57.64 ID:3+pD+bLQo
需要量と供給力のバランス――関係者を常に悩ませる問題だ。

こればかりは、今後こなれていくのを期待してもらうしかないだろう。

最終的なチケット販売数、三日間分で述べ四万枚。
以下略



843: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:33:37.45 ID:3+pD+bLQo



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

以下略



844: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 23:34:05.07 ID:3+pD+bLQo
大抵、音響を重視すると、会場規模は大きくても数千人に抑えられてしまう。

一万人以上の収容が可能なアリーナという箱において、

音響設計がきちんとした会場はここが唯一の選択肢と云って過言ではない。
以下略



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