過去ログ - 五十嵐響子「何でもない日、特別な日」
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6: ◆J6sXPQ/xjk[saga]
2015/08/10(月) 15:36:16.85 ID:0slTzf2Do
「開けてもいいですか?」

「うん、大きいほうから開けて、ネタだから」

「ネタですかっ!」

 凄い、プロデューサーが私のために、ネタまで仕込んでくれるなんて。嬉しくて胸がいっぱいで、思わず一つ深呼吸。

 リボンを解き、四つ折にしてきゅっと縛り、包装を剥がし、包装紙を丁寧にたたみ、角がずれてしまったのでたたみ直し、納得がいかないので再び開き、たたみ、また開いたところで包装紙は取り上げられてしまいました。

「あっ! 紙も取っておきたいので捨てないで下さい!」

「うん、後で返すから」

 後で返してもらえるなら安心です。では、では開けます、大きいほうの箱を開けます。少し重い感じの箱を膝の上に乗せ、蓋に手をかけゆっくりと、開けて、みると。中に入っていたのはモッツァレラチーズとトマトでした。

「……チーズですっ!」

「うん、モッツァレラチーズ」


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