過去ログ - 仮面ライダー×艦これ オンドゥルこれくしょん 夏休みスペシャル
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◆li7/Wegg1c
[saga]
2015/08/11(火) 02:01:23.95 ID:RY1vI4iA0
その後、二人は鎮守府の中心部へと歩いた。そこはまるで閉園後のテーマパークのように静かだった。甘味処や食事亭は看板を開いたままだが、中には誰ひとりいない。電灯には灯りこそ点っているが、その下に照らされる者は誰ひとりとしていなかった。
しばらく歩いていると、気味の悪い機械音が聞こえた。その方向に向かって走り出した睦月と上城睦月は、信じられない光景を見た。
「那珂先輩!? 第六駆逐艦隊のみんなも・・!?」
そこでは、意識のない那珂達が今にも電動ノコギリで解体されようとしていた。
「させるか!」
上城睦月は直ぐ様レンゲルに変身し、その杖で刃を砕いた。
「おい!しっかりしろ、おい!!」
すべての機械を打ち砕いた後、上条睦月は傷ついた少女達に手をかけ、目を覚ますよう声をかけた。
「アレ・・・、那珂ちゃんを呼ぶのは誰・・・? ファンの人・・・?」
最初に目を覚ましたのは那珂だった。こんな時にも彼女はファンへの気遣いを忘れていなかった。
「俺は仮面ライダーレンゲル。無事で良かった・・・」
「あ、ありがとうございます! ちょっと怖い顔だけど・・・」と那珂は礼を述べる。
「ありがとなのです! 仮面ライダーさん!」
次に目を覚ました電も元気な声で言った。意識を失っていた暁、雷、響、川内、神通も次々と目を覚ましてゆくが、動きはまだぎこちなかった。。
「ひ、ひどい・・・!」
仲間の受けた仕打ちに睦月が憤る。レンゲルもまた同じ心境だった。
(こんな幼い少女たちまで・・・! 財団X・・・!)
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