4:名無しNIPPER
2015/08/10(月) 21:40:55.84 ID:wxXWj7PH0
翌日、全艦娘に昨日の電報の内容と、それに伴う哨戒任務の増加が通達された。提督の目の下には隈が浮かび、疲労の色は濃かった。
提督「というわけだ。今朝の哨戒には君達四隻で出撃してもらう。」
飛鷹「了解です!」
電「なのです!」
舞風「了解!」
日向「まぁ、そうなるな。」
提督「哨戒と銘打ってはいるが十中八九、敵潜水艦との会敵は免れない事となるだろう。」
電「なのです。」
日向「まぁ、そうなるな。」
提督「よって、飛鷹は艦載機によって偵察を行い敵潜水艦の補足、電と舞風がこれを撃沈する。」
飛鷹「任せて。」
日向「まぁ、そうなるな。」
提督「日向は直掩機を飛ばし飛鷹の補佐、及び万が一敵水上艦を発見した際の砲撃戦の要となってもらう。」
日向「瑞雲の時代が来たか…。」
日向「まぁ、そうなるな。」
提督「くれぐれも雷撃には気を付けてくれ。」
舞風「まっかせて!盆踊り(回避)には自信があるの!」
提督「では…哨戒部隊、出撃!」
飛鷹「さぁ、飛鷹型航空母艦、全力出撃です! 航空隊の練度もバッチリよ!」
電「電の本気を見るのです!」
舞風「舞風行っきまーす。」
日向「瑞雲戦艦日向、推参!」
壮麗な敬礼を決め、四隻は出ていく。
彼女達を見送った彼は机にもたれ、白いノートを開き筆を執る。
提督「…やっぱり、そうなのか。」
筆を走らせる彼の目は、軽快な筆先に反比例した重さと万年筆のインクに比肩する深い黒色を宿していた。
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